第2回 企業実習連絡会
『 梅ゼミ4年生が本音で語る「私の就活体験」』
開会の辞 |
学生幹事代表 小野 美由紀 |
梅沢ゼミ企業実習連絡会の学生幹事の4年小野美由紀と申します。本日はご多忙中にも関わらず、わざわざ大東文化会館までお越しくださいまして、誠に有り難う御座いました。今回は、「本音で語る「私の就活体験」」と題しまして、就職活動を通じて私ども4年生が体験したありのままを、まさに本音でご報告させていただくことを企画いたしました。 私ども4年生は一昨年の夏の企業インターンシップに参加させていただきまして、本日お越しの各企業の皆様に大変お世話になりました。未熟な私たちを温かく迎えてくださり、身に余る貴重な実務体験を積ませてくださいまして、本当に有り難う御座いました。4年生一同、心より感謝申し上げております。この場をお借りいたしまして、あらためて厚くお礼申し上げます。 私自身も、大和ハウスの建築事業部様と合同酒精の総務グループ様でインターンシップを体験させていただきました。まさに数え切れないほど多くの有意義な体験をさせていただきました。自分で申すのも気が引けますが、あのインターンシップで受けた大きな刺激が直接の引き金になって、私のその後の成長が可能になったと確信しております。 私どもは昨年の前半の就職活動を通じて、お手許に配布させていただきました「06年度梅沢ゼミ生就職内定先一覧」にありますような企業への就職が内定しております。4年生全員が、それぞれに満足できる内定先を獲得することが出来ましたのも、偏に皆様から賜りましたご指導の賜物であると感謝いたしております。本日は、私ども一人一人がどの様な就職活動を行なったのかをありのままにご報告させていただきますので、私どもの今後に対する率直なご助言なりお励ましのお言葉を頂戴できれば幸いで御座います。 私どもの同期生はお手元の資料のように全部で13名おりますが、中国からの留学生陶は7年の交際を実らせて結婚式を挙げる為に中国に一時帰国しておりますし、清水はスキーの全日本学生に向けて現在も冬山で合宿中です。また、榎本、佐藤、白倉、富岡の4名はそれぞれ家庭の事情などがありまして、本日は欠席させていただいております。従いまして、これら6名を除いた7名がこれから前半と後半に分かれて、自らの就活体験をご報告させていただきます。また、中間で、私どもの実像を知っていただく為に、ゼミ生のキャンパスライフをヴィデオ撮影した映像を上映させていただきます。どうぞ、最後までお付き合いくださいますようお願い申し上げます。 簡単では御座いますが、これをもちまして、開会のご挨拶とさせていただきます。有り難う御座いました。
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報告 麻生 雅史 ( 東海東京証券(株) )
2.なぜ金融業界なのか
Aゼミ活動の中に、チュートリアルというものがあり、金融の最先端で活躍されている方にお世話になっておりました。そこで、金融の現場の話を聞き、学んでいるうちに、どんどん金融の世界に入り込んでいる自分がいました。最終的には、金融が良い、金融でなければ嫌だというようになっていました。自分の気持ちを確かめるためにも色々な業界の説明会には参加しましたが、金融業界以外の説明会では「ピン」と来るものがなく、選考は金融業界しか受けませんでした。
3.なぜ証券会社なのか
Aこれから先色々な経験を積むことで、将来の夢が変化していくかもしれませんが、今の段階で、将来は株式公開業務に携わりたいと思っているからです。
B金融のスキルを早く付けたいのであれば、常に最新の情報を追い求めて、考えなければいけない証券業界だろうという考えを持っているからです。
4.なぜ東海東京証券なのか
Aこの会社の最終面接は5月の中旬くらいで、この時既に色々な会社の面接を受けていました。面接で落ちた会社もありましたが、基本的には面接官の質問にしっかり答えることができ、面接への苦手意識は全くと言っていいほどありませんでした。ただ、この最終面接では、役員の方に少し怒られてしまうという苦い経験をしてしまいました。「学校では何を勉強してきたのか」という質問をされ、いつもはゼミ活動のことを話していたのですが、知識的なことを聞かれていると思ったので、経営学のことをあいまいに話したら少しきつめに「それで勉強したとは言えない」と言われてしまいました。面接でこんな経験は初めてだったので、この時点で、もう落ちたなと思いました。ただ、面接のラスト5分間、事前に言われていた自己PRの時間があったので、家で作ってきたPPTのレジュメを渡し、ゼミでの一つ一つの活動を話し、そこで自分がどう変われたのか、そして仕事に対しての意気込みを結局10分くらい一生懸命話しました。必死になってやる気を伝えました。しかし、その役員の人が怖い人で、尚且つ面接で失敗した箇所があったので、受かるとは思っていなかったのですが、後日内々定の連絡をもらいました。その時、落ちたと思っていただけに、内定をもらった企業の中では、一番嬉しく喜んだことを覚えています。また、梅沢ゼミの活動が評価されたんだと思った瞬間でもありました。そして、あの役員の方の期待を裏切らずに絶対頑張ってやるという気持ちを持ちました。
B内定後、支店訪問した際、入社5年目の方とお話をしました。年が近いせいもあり、色々話すことが出来ました。中でも「仕事は大変だけど、この仕事には誇りを持っている。ただ何となくこの業界に来る人はすぐやめてしまうが、自分には目標があるからがんばれている。上司も仕事中は厳しいが、良き相談相手になってくれる。」という言葉が印象に残っています。自分の会社に誇りを持てることはすごいことだと思いましたし、それはあの人の本心だろうと感じました。私も、あこがれの仕事への思いや、金融のスキルを付けたいという気持ち、知識面だけでなく、人間としてももっと大きくなりたいという気持ち、周りには負けたくない、頑張って結果を残しお金を稼ぎたいという気持ち、そういった今持っている気持ちを忘れずに、仕事を頑張りたいと思いました。
C会社を選ぶ際、規模はどうでも良いと思っていましたが、将来的にいろいろな業務をやりたいと思っていたので、内定をもらった会社の中で一番規模が大きいというのも多少会社を選んだ理由にはなっています。
D東海東京証券から内定をもらった後に、新光証券を受けていました。新光証券は、1次面接から1対1の面接で、しっかり人を見てくれる会社だなと思いました。しかし、銀行系の証券会社は、ポストが全て銀行から流れてくるという話を聞いていたので、なるべく独立系の会社の方が良いという思いがありました。東海東京証券ももとは東海銀行系ですが、現在は独立色が強いですし、何しろ、上記で話したとおり、東海東京証券で頑張りたい、成長したい、という思いが強かったので、新光証券は2次に進む段階で辞退し、東海東京証券に決めました。
以上で、私の発表を終わりにします。ご清聴有り難う御座いました。
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報告 岡野 祐 ( NSK(株) )
どのようにして企業を絞っていったかについてお話したいと思います。私は1月頃から2月の上旬までリクルートなどが開催している合同説明会に2、3回参加しました。このころはまだ殆ど職種などは絞れていませんでした。そして、そこで貰った資料やインターネットを基にして、業種や会社などを選んでいき、個別の説明会に参加するようになりました。大企業にはいって、知らない人ばかりになるよりは、中小企業に入って、多くの知り合いと一緒に働きたいと考えていたので、あまり大企業は受けませんでした。
業種について
最終的にNSKとクリエイトエスディーの2社から内定を貰いました。
その中で、面接の途中で確実に落ちるなと思ったことがありました。西松屋チェーンの第三次グループ面接の時の事だったのですが、他の会社の面接もあり、準備をあまりせずに行ってしまい、志望動機やその会社に対する思いがあまりないまま、面接を受けてしまいました。結果私の話している事は、他の志望者に比べ、中身の無い、薄いものでした。それ以降はどんな理由があっても会社ひとつひとつについてきちんと調べ、準備して行くようになりました。
NSKとクリエイトエスディーの2社から内定を貰って、どちらに入社するかはかなり迷いました。業種も違ったので、あらためてこの2つの業種についてたくさん調べました。
その中で決め手になったのは会社で開催された内定者懇談会だったと思いました。クリエイトエスディーはトータルで200人程新卒者をとる予定で、私が参加した内定者懇談会でもすでに100人程の内定者が出席していました。あまり人事の人とも話せる場面もなく、周りにいた内定者の子と少し話して終わってしまいました。逆にNSKは小さな会社だからできる事だとは思いますが、20人程の内定者をさらに別け、新卒者3人、会社の方3人という、少人数の懇談会を2回程開催してくれました。そこでは人事の方や、実際働いている方と沢山の事を話せました。NSKはどちらかと言うと、理系をメインに募集していたので、文型の私がいったら、かなりの迷惑をかけるのではないかと言ったときに、それは大変かもしれないけど、きちんとこっちで面倒をみるから大丈夫。がんばりましょうと言ってくれ、とても嬉しく思ったのを覚えています。それに加え、なんどか他の20名程の内定者と会っていくうちに気が合い仲良くなっていき、この人達と同期で一緒に働けるといいなと思うようになりました。もうひとつは説明会の時に、今年は女性を多く取りたいと思っている、これからは女性の力を必要としています。と言っていて、実際昨年度は女性の新入社員は0だったのですが、今年は6人ほど採用したとの事を聞いて、本当に女性が働ける環境をつくろうとしているのだなと思い、この会社に入社する事を決意しました。
以上が私の就職活動体験です。
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報告 小野 美由紀 ( (株)レックス・ホールディングス )
私の就職活動を今振り返ると、私にとって企業選びの軸となっていたのは給与や福利厚生などでは全くなく、次の3点です。
一.偽ったり、飾る事無く、自然体の自分を出して働けること
二.会社に埋もれることなく自分の存在価値を認めてもらえること
三.仕事を通じて成長できること
2.なぜレックスに魅かれたのか
3.レックスの選考
そして、次の面接では、自分史というレポートを提出しました。それには私が生まれてから今まで経験した出来事をプラスとマイナスで評価し紹介するものでした。
簡単に言えば、自己分析・自己PRと同様のものですが、それを綺麗な言葉で並べて短時間で自分を知ってもらうのではなく、じっくり2時間かけて面談し良い面も悪い面もたくさん見てもらうことが出来ました。そして、2次3次4次と選考に進み、内定しました。
4.レックスに決めた理由
私はレックスに内定した後も、就職活動を続けていたのですが、その担当者は就職活動の悩みや、プライベートの悩みも聞いてくれました。私は何度も会社に出向き直接会って色んな相談をしていました。なんだか、人事担当者と内定者という関係よりは、自然な流れで姉と妹のような関係を築くことが出来ました。姉と妹というと極端ですが、親密な関係を築けたと確信しています。私を会社と切り離して一個人として、見てくれ沢山アドバイスをくれました。
【具体例】
そして、その後も定期的に連絡をくれ「最近どう?体調は大丈夫?お母さんは大丈夫?」と気使ってくれました。そんな風に私の事をきちんと考えてくれて親身になってくれる人が居ることが本当に嬉しくなりました。その人と一緒に働きたいと私は思いました。その人がいる会社なら私は頑張れる、頑張りたいと思いました。
レックスは、高級といわれているスーパー成城石井やコンビニ am/pmの小売業、その他飲食店舗の経営やフランチャイズチェーン店の経営指導などをしている、平均年齢29歳、創業10年しか経っていないまだまだ若い会社です。そして、ベンチャー精神が漲っていて20代でもどんどん重要な仕事を任されてもらえます。器量があるかは別として私は、どちらかというとリーダーになって皆をまとめる事が好きです。ですから、一つのプロジェクトに当たり自らが趣向を考え、それをチームで一丸となって頑張るという所が非常に魅力的でした。そんな環境が沢山転がっているなら、自分はもっと積極的になって会社に埋もれる事無く働けるのではないかと思いました。
私が、企業選びの軸にしていた3点が見事に当てはまったので、レックスに入社することを決めました。
5.なぜ他に内定した企業を辞退したのか
藤田観光を辞退した理由は、元気さというか若さ溢れるフレッシュさが見られなかったからです。言葉で表現するのは難しいのですが枠にハマったような雰囲気で、斬新さがなかった為です。もし私が新しいことに挑戦したくて、自分の考えを伝えても取り合って貰えないのではないかと思い、あくまでも自分の思い込みかもしれませんが辞退しました。
6.最後に
その結果、誰かの笑顔が見ることが出来れば、嬉しいなこれが私の幸せに繋がると心から思います。そういう意味で今私は、自分の天職を見つけたと確信しています。
これからもわたしは、自分に自信を持ちつつ謙虚な気持ちを忘れないで、私が信じた道を進み頑張りたいと思います。
以上 私の就活体験談でした。ご清聴ありがとう御座いました。
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報告 菊名 善 ( (株)TSUTAYA STORES ホールディングス )
この事を大前提として、企業選びをする際にポイントは、その企業の説明会で、学生に選んでもらうと言った気持ちや雰囲気が、企業の方々から伝わってくるかどうかでした。私たちはこう言う事をやっています、あなたたちも一緒にやりませんかと言う語りかけで、私たちを選んで欲しいと言う雰囲気が出ているかどうか。
また、雰囲気のほかにも人事の方たちの姿勢や態度にも注目しました。説明会で司会者の方が説明している際に、他の人事の方々がどんな動きをしているかどうか、目を配るなどしていました。もちろん、自分の会社の説明会に、社員の方々が一丸となって取り組んでいるかどうかを見るためです。
次に、ツタヤストアホールディングスの選考過程を話させて頂きます。
2次のグループディスカッションでは、服装は私服を指定され、堅苦しさもなく、他の学生たちともフランクに接することができました。私服を指定された理由としては、学生として公共の場にどのような服装をするのかといった社会性を見られていたのではと思います。ディスカッションでも、ほどよい緊張感の中、十分に自分を出し切る事が出来ました。徐々にこんな環境で働いてみたいなと想いが強くなっていたのを覚えています。
最終面接では、ツタヤストアホールディングスが、レンタル業界であるとは分かっていましたが、ビデオやCDなどについては、全く触れずに、ゼミで活動してきたことを話すことに専念しました。夏合宿やボランティア、TT活動など、また人間が成長するには、後輩から本当に慕われる存在にならなければならないと言う事を指針に活動していることも話しました。
ツタヤストアホールディングスであれば、ゼミで培った仲間と同様の仲間を作れるのではないかと思ったこともしっかりと伝えました。
正直に言いまして、なぜツタヤストアホールディングスから内定をもらえたのか不思議でなりませんでした。先日ありました個人面談にて、人事の方に聞いてみたところ、チームで働くことが出来るかどうかを一番に考え選考しており、あなたなら十分にやっていけるからとの事でした。
最後に、その他に受けた会社について、何故選考から落ちてしまったのか、自分なりの考えを話したいと思います。
ベローチェ
プロフィット
秀英
新風舎
選考を受けた主な会社は以上です。
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報告 橋本 雄介 ( (株)オリエントコーポレーション )
1.志望業界をどのように絞っていったか
その中で、カード業界に決めた理由は、現金とカードの利用率を比べた時にカードの利用率はまだまだ低い事を知り、そこに可能性を感じたからです。
セミナーでは会社や社員さんの雰囲気を重視していました。働く上で人間関係は重要だと思っていたからです。
2.どの企業にどのような理由で不合格になったと思っているか
3.どの企業をどのような理由で敬遠したか
4.内定を取る決心
面接はとてもアットホームな感じで、緊張する事を忘れるくらい楽しかったです。そして、面接官に「入社してみてどうだったか?」というような質問をしたのですが、面接官は「正直仕事はきつい。でも上司や同期との仲が良いから、助け合って乗り越えていっている。」と言っていました。良い事ばかりではなく、本音で入社後の大変さも話してくれたのが私には好印象でした。他にも信販会社はアプラスやライフカード、UFJニコスカードなど受けましたが、これらの事が理由で、この会社に入社しようと決意しました。
5.なぜ内定を取れたと思っているか
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報告 松岡 秀樹 ( いちよし証券(株) )
私の就職活動は周りの人たちとは違うものでした。なぜならば、大学入学前にすでにいきたい業界が決まっていたからです。その業界とはアパレル業界でした。私自身、服が好きで、暇さえあればショップを見て回ったり、街で人の服をチェックしたりしていました。大学に入ってからも、インターンシップでは優先的にアパレル関係の枠を提供してもらったり、ゼミのOBでアパレル業界で実際働いている方を紹介してもらったりと、普通の生活では絶対知ることのないアパレル業界の様々な知識を得ることができました。
ですが、このような経験で、アパレル業界の裏の裏まで知ることになり、アパレル業界に就職したいという意識がなくなってしまいました。その原因の一つは私の勝手な判断ですが、時間にルーズな業界であるということがわかったためです。実際に働いている方から、納品の期日遅れが頻繁にあるということを聞いたり、インターンシップで実習をしている時にも、納品が遅れて仕事にならないといった姿を実際にみることが出来、自分には合わないなと感じたため、アパレル業界への就職への意識がなくなってしまいました。
今まで私は、アパレル業界1本に絞って就職活動を行っており、他の業界への就職は考えていなかったため、ゼロから、就職先について考えることになりました。まず、どのような仕事に就きたいのかと考えたときに、「流れの速い仕事に就きたい。」というのが1番に頭に浮かびました。
それは、自分自身が、普段から色々なものに興味を持ち、様々な体験を通して、自分を刺激し成長させたいという考えであり、自分を成長させるためには、流れの速い仕事が一番適しているのではないかと考えた為だからです。そして、流れの速い仕事とは何か?と考えた際に、証券業界が浮かびました。株式は社会の些細な出来事でも変化するところが面白く、秒単位で変化するので流れが速く、とても刺激を受けることができ、自分を成長させることができると考えたため、急遽、証券業界に絞って就職活動をすることにしました。
その結果、いちよし証券、コスモ証券、日興コーディアル証券、丸三証券、三菱UFJ証券、水戸証券の計6社の証券会社から内定をもらうことが出来ました。
その中でも、説明会の際に、寝ている学生に対して、「寝ているんだったら帰ってくれ。寝ているような人はうちにはいらない」と注意したことがとても印象深かった、いちよし証券と、ネームバリューと大手銀行をバックヤードに持つ、三菱UFJ証券の2社に絞り込みました。
両社とも違った魅力があり、甲乙付けがたく、本当に迷っていました。両者から内定をもらった後に、迷っているということを伝えると、両社共に頻繁に連絡をくれ、個別に会う時間を作ってくれたりと、とても気にかけてくれました。ですが、最終的な決定に至った理由は、人事の方の対応でした。
いちよし証券の人事の方は、自分の会社のいいところではなく悪いところを話してくれたり、その人事の方の同期で実際に営業をやっている人を呼んで、話す機会を設けてくれたりしました。そして、もっとも印象深かったのは、「君を成長させる自信がある」と言われたことです。この言葉に惹かれ、私はいちよし証券への就職を決意しました。
ではここで、なぜ、急遽、業界を変えたにも関わらず、6社から内定を獲得できたかを私なりに考えてみます。実際に証券会社の採用試験が始まると、自分と証券業界を志望する人たちには大きな差があることがわかりました。それは知識の差です。急遽、志望業界をアパレル業界から証券業界へ変更した、何の知識も持たない自分とは違い、周りの証券業界志望の学生のほとんどは、実際に口座をつくり株をやっている人や、株に興味があり、知識が豊富な人たちばかりで、自分のように、ほとんど何の知識を持たない人たちはほんの数人しかいませんでした。グループ面接の際も、私は、試験管の方と他の学生との専門知識の会話にはほとんどついていけませんでした。そんな中、なぜ内定を取れたかを考えると。。。ゼミ活動で鍛えられた基礎力が大きいと思います。
専門知識はなくても、緊張せずに面接に望む姿勢、急な質問に対して冷静に答える力、自分の考えを相手に伝える力、そして何よりもあきらめない気持ちなど、ゼミ活動で培ったもので他の学生と差がついたのではないかと考えています。どの業界に入るにせよ大切なのは知識ではなく人間力だということがわかりました。
以上で、私の就職活動体験談を終わらせて頂きます。ご清聴、有難う御座いました。
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報告 百田 将吾 ( (株)アドウェイズ )
アドウェイズは、設立からわずか6年のベンチャー企業です。主に、インターネットやモバイルの広告事業を行っています。
ネットや携帯に広告を出したい広告主と、広告を載せたいポータルサイトとを繋ぐお仕事です。お手元の資料のように、社員数約250名、売上高は2006年3月期で35億円です。2007年3月期見込みの売上高は、約70億円と、前年度比、2倍の売上を上げていることになります。
私が就職活動を始めた頃は、まさか自分がベンチャー企業に就職するとは思ってもいませんでした。しかし、様々な企業の説明会やセミナーに参加していく中で、私はベンチャー企業に惹かれ、その中でアドウェイズに最も惹かれました。
これから、「なぜベンチャー企業に惹かれたのか」数多くあるベンチャー企業の中で「なぜアドウェイズに惹かれたのか」について、お話していきたいと思います。
2.なぜベンチャー企業に惹かれたのか
しかし、大きな仕事を任され、どんなに忙しく働いて自己成長できたとしても、その過程で苦労を共にし、目標達成した時には、心から喜び合えるような仲間がいる環境が、私には必要だと思いました。
このような環境は、梅沢ゼミの環境と似ていると思います。梅沢ゼミは、社会で活躍できる人物になるために、自己成長を目的としています。多くの活動があり、その一つ一つの活動が重要で、責任も重く、時には苦しいこともありますが、それを乗り越えた後には、仲間と打ち上げをしたり、語り合ったりしながら、充実感や喜びを共感し、気付けば成長しているような環境のゼミです。
多くの活動があるということは、自己を成長させる機会がたくさんあるということです。自己を成長させるためには、それ相応の苦労があるというのは当たり前です。しかし、苦労した分だけ、ある一つの活動を無事終えられた時の喜びも大きいです。そして、その喜びを共に共感できる仲間がいて、より一層喜びが増します。むしろ、仲間がいないと喜びは得られないかもしれません。それくらい、感動を共感できる仲間は大事だと思っています。
私は、社会に出てからも、こんな環境で働いていきたいと考えていました。ベンチャーだったら、人数も少ない分、「やりたいこと」「必要なこと」を自ら見つけ出し、実践できることで、成長できる機会を自ら作っていける環境ではないかと考えました。また、社員全員が目標に向かって切磋琢磨しているのを肌で感じることができるのではないかと考えました。
3.なぜ成長したいのか
だから、社会人になることで社会を知り、様々な仕事に関わっていく中で、自分の将来的な目標や、夢を見つけていきたいと考えました。そして、何年後かに自分のやりたいことや夢が見つかったとき、自分がその夢を実現できるような人間でいたいと考えました。「時すでに遅し」とはなりたくないと思ったから、私は成長できる機会が多いと感じる企業にこだわりました。
4.行きたいと思った会社の共通点
これらの企業に共通していた点は、「企業のための選考というより、学生と企業のための選考」をしていると感じられる点でした。採用するにしろしないにしろ、一度かかわりを持った学生に採用活動の中で何か感じ取ってもらおう、学生の成長のきっかけを作ってもらおうというような考えを持った企業に、私は惹かれていました。
落とされたマクロミルの面接では、将来のビジョンを明確にしていることをかなり強く求められました。マクロミルには、将来起業したいという夢を持った社員の方がたくさんおり、その夢を実現するためになぜマクロミルに入りたいのか、なぜマクロミルを必要としているのかということを、深く掘り下げられるような面接でした。私は、先ほども申し上げたとおり、将来の夢がまだ見つかっておらず、「なぜマクロミルが必要か」という質問に答えることができませんでした。それでも面接官の方は、私の思いや考えを引き出そうと、色々な視点から質問をして下さり、まるまる1時間、そのことを中心に面接して下さいました。さらには面接終了5分前に、フィードバックまでして頂き、自分の今の状況を、面接官の方の視点から助言して下さいました。結果は落選でしたが、悔いは残っておらず、むしろ「合わなかった」と自分の中で納得できました。それは、マクロミルの方がよく言っていた「学生がマクロミルに入って本当に幸せになるか」という選考基準でしっかり面接をしてくれたからだと思います。
5.なぜアドウェイズなのか
ある例を挙げると、「会社に入ってからも、時には泣いてしまうような感動を味わいたい。泣いたことはありますか?」という私の質問に対して、「会社が始めて目標を達成したときのパーティーで、社長が乾杯したときに泣いたよ。」という答えが返ってきたときに、私は素直に、「その場にいたかった」と思いました。他にも、質問会でお会いした社員の方のそういったお話を聞いたときに、自分もその場にいたいと思うことが多々ありました。
客観的に見れば小さなことではありますが、私にとっては大きなことであり、「その場にいたい」「一緒に働きたい」と共感できたことが、アドウェイズに決めた最終的な理由です。
内定をもらったもう1社のあとらす二十一では、内定を頂いた後も、人事の方が電話をかけて下さるなど、アドウェイズよりも、私を必要として頂けているなと感じることがあったのですが、選考の中で社員の方とお話しする機会があまりなく、共感できるようなことがなかったため、私はアドウェイズに決めました。
業界を絞らずに様々な企業を見て回り、社員の方のお話を聞き、そこで自分が何を感じたか、自分は共感できたか、その人と一緒に働きたいと思ったかというところが、私の会社選びの、最終的な決め手だったように思います。
以上で、私の発表を終わりにします。ご清聴有り難う御座いました。
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