2001年度 大東文化大学経営学部 梅沢ゼミ

個別のボランティア活動報告−11月


最新更新日  2001. 11. 30. 


    11月30日  中島秀人 本日、ボランティア活動に参加して参りましたので御報告致します。 今回も「日本語教室 あい」にて、外国人のための日本語講師ボランティア に参加して参りました。 先週の23日は祝日ということでボランティアはお休みでした。毎週金曜日に 参加させて頂いておりますが、先々週の16日は体調を崩してしまい参加する ことができませんでした。今回は二週間ぶりの参加ということで、かなり緊張し てしまいました。しかし教室に入るや否や、私はその緊張からあっという間に 解き放たれました。皆さんが思い思いのお言葉で出迎えてくださったのです。 風を拗らせてどうすることもできず、皆様に申し訳ないと布団の中でそう思い ながら風と闘っていた私にとって、何よりも嬉しいお出迎えでした。 講師ボランティアの不足が深刻的な問題として、こちらにお世話になった当初 から伺っておりました。たった一回きりでしたが私がいなかった間にも、代表講 師の方と共に学習されて、今回、私が復帰したことでさらに充実した学習ができ ると代表講師の方もおっしゃっておられました。大変有り難くまた、同時に自分 自身が重大な責任を任されていることを改めて痛感いたしました。 本日の授業ですが、いつも通りテキストを使用して学習いたしました。 今回は、「ほんものの豊かさ」というところを学習いたしました。大量生産によって 作られる‘もの’と職人が精魂込めて作る‘もの’とでは何が違うのかを学習いたし ました。私自身も考えさせられる部分が多くとても勉強になりました。 来週からは、イギリス人の方が新たにお見えになるそうなのでとても楽しみにして おります。ホームパーティーも二週間後に行われるそうなので期待で胸がいっぱい であります。 今後も、引き続き「日本語教室 あい」にてボランティア活動を行って参りたいと思 います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月25日  中村 篤 11月24日に、「このみ」にて森泉君、石井君と共にボランティア活動を行なって 参りました。 今回の活動は埼玉県の寄居町で障害者の方々とみかん狩りを行なうものでした。  私は29歳の男性と一緒に行動させていただきました。 前回が小さな男の子と行動したので、正直なところ、戸惑いという物がありました。 それが男性にも伝わってしまったのか、私がどんな質問をしても「知らない」としか 答えてもらえず、私自身どうすればよいかわかりませんでした。 しかし、電車の中で笑顔で同じ質問をしてみると、男性も笑顔で答えてくれました。 そこから、私たちはたくさんのお話をすることができるようになりました。 寄居の波久礼駅からかなり険しい山道を登り、みかん園に到着し、みかん狩りを 行ないました。皆さんと誰が採ってきたみかんがおいしいか、食べ比べるなどして 楽しい時間を過ごしました。またそのみかん園から見えた紅葉がとても綺麗でした。 帰りの電車では、男性にこのような質問をされました「全身黒い洋服はおかしくない のになぜ全身赤や、黄色ではおかしいと言われるのですか?」、「テストで100点 を取るといいのに、70点や60点ではだめなんですか?」などです。 これらの質問をされたとき、私は答えることができませんでした。それは全て私自身 が「あたりまえ」と教えられ、自分で考えた事もなかったものだからです。それに対し その男性は純粋に自分が不思議だと思うことを考えており、見習わなくてはならない と感じました。 今回のボランティアを通じて私は笑顔の大切さと、自分自身で考えるという事を 身をもって学ぶことができました。非常にためになる経験をすることができました 引き続き「このみ」にてボランティア活動を行なっていこうと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  11月25日  森泉 香  11月24日にボランティア活動に参加してまいりました。 今回も「このみ」で石井君、中村君と参加しました。  活動内容は障害者の方達とハイキングをかねたみかん狩り にいってまいりました。いつもは小学生前後の子が私のパー トナーとなって活動するのですが、今回はハイキングという事 もあり、運動量が大きいため、主に20代以上の方々が大半 をしめていました。  今回、私といっしょに行動を共にしてくれたのは、28歳の男 性の方でした。彼の母親が言うには、日頃は寮に入り、仕事 をしているそうです。そして、たまに土曜日になると「このみ」 の土曜活動に参加するそうです。彼と一日を共にして、色々 と考えさせられたのですが、彼はたくさんの人から支えられはし ているでしょうが、重い障害を持ちながらも彼はちゃんと仕事を こなし、生活している所は、とても尊敬に値する所であると感じました。  彼と共に2時間の電車の旅をし、山道を登り、みかん狩りをし、お弁 当をいっしょに食べました。彼は障害をもっているとはいえ、たいへ ん大人でありまして、足場の悪い山道では僕の手をひっぱてくれたり、 みかん狩りの時も急にどこかに走り回ったりする事なく私のそばにい てくれ、電車の中では、早くみかん狩りに行きたいとういう気持ちをお さえながらも、大人しくしてくれてました。会話も私が話し掛けて、単語 が返ってくる程度のものでしたが、たいへん楽しい時間を過ごす事が できました。障害者の方々も彼らなりに努力し、成長していくものだと いう事を今までの活動を通して、改めて実感させられました。  今回の「このみ」の活動では、福祉関係に志しがある人とも会話が出 来たり、たいへん勉強になる一日でした。これからも「このみ」の活動に 参加し、色々な人のために、また自分のために頑張りたいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月24日 石井 政義 本日、森泉君、中村君と共にボランティア活動に参加して参りました。 今回も「このみ」でお世話になりました。 本日は、障害者の方々と電車に乗って寄居町の波久礼駅まで行き、 現地でみかん狩りハイキングをしました。 今回私は、30歳の男性と一緒に行動しました。駅からみかん園まで 行くには勾配の急な山道を通っていかなければなりませんでしたが、 彼はとても元気いっぱいに歩いていくので、私の方が置いていかれて しまう場面もありました。 みかん園に到着すると早速みかん狩りを開始しました。まだすっぱくて 青々としたものが多かったのですが、彼と一緒にたくさん食べてしまい ました。一緒に行動するうちに徐々にお互い打ち解けられて、ニコニコ しながら楽しくみかん狩りをすることができました。 今回の活動を通して、人と人との出会いや関わりあいがいかに大切な ことであるかを痛感しました。しかし、障害者に対する知識や思いやり がまだまだ足りていないということを深く反省したいと思います。 今後も「このみ」で活動を続け、さまざまなことを学んでいきたいと思っ ています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  11月20日  竹内敏文  11月17日にボランティア活動に参加して参りました。  今回も「おとしより保健福祉センター」の「さくら倶楽部」で活動 いたしました。  活動内容としては、午後から運動会ということで、その準備・運動会で歌 う歌の練習などを行いました。運動会といっても外でやるのではなく、 体育館の中で行うものです。年に1度の運動会ということもあり、 皆さんとても張り切っていました。応援団長や、選手宣誓、各種目に参加する人を 決める時も、率先して手を挙げていらっしゃいました。  その合間に、おばあさんとお話をするをする機会がありました。その方は昔 長野県に住んでいたこともあり、たくさんのことをお話しました。 しかし、そのおばあさんは、何回も同じ事を繰り返し話してきました。 私は、どうしていいのか分からず、同じ話をずっと聞いていました。 対応の仕方がまったく分かりませんでした。  このように、倶楽部内には耳の悪い方、体の不自由な方などが大勢います。 対応の仕方を一つ一つ覚えて、相手に嫌な思いをさせないように努力して いきたいと思いました。   時間の関係で、午後の運動会には少しの間しか参加できませんでしたが、 皆さんは、久しぶりの運動会ということもあり、元気よく活動しておりました。 倶楽部の皆さんも私の名前、顔を覚えてくださり、楽しい活動ができました。 今後も活動を続けていきたいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月17日  根本周一 11月15日にボランティア活動に参加して参りました。 今回も「さくらそう」において外国人のための日本語講師をさせて頂きました。 今回私達のグループは私と講師の方、そして外国人受講者の方の計三人で学 習を行いました。今回一緒に学習した受講者の方は、日本に来て2年になる方 でした。 この日は小学校低学年の国語の教科書を教材に使い、我々講師側が読んだ 内容を受講者の方が書き取るという形式で学習を進めて行きました。この方は 非常に字が上手い方でしたが、漢字の送り仮名や書き順などが難しいとおっし ゃっておりました。また、講師の方に平仮名や漢字の成り立ちのお話をして頂き ましたが、私も知らない事が多くあり大変勉強になりました。 私は今回の学習を通して、漢字を書くということについて考えさせられました。 自分の漢字能力を振り返ってみると「読めても書けない」「送り仮名を振れない」 「書き順が曖昧」など多くの問題点に気付く事が出来ました。「読めさえすればそ れでいい」ということではなく、大学生として恥ずかしくないだけの教養や漢字能 力は身に付けなければならないと強く思いました。 今後も活動を通して多くのことに気付き、学んでいきたいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月9日  中島秀人 本日、ボランティア活動に参加して参りましたので御報告致します。 今回も「日本語教室 あい」にて、外国人のための日本語講師ボランティアに参 加して参りました。 今回は三人の外国人の方に日本語をお教えしました。韓国人の丁さん、中国人 の馬さんと佐藤さんです。前回参加させていただいた際、ホームパーティーに招 待してくださるとのお話を頂いたことを申し上げました。そして本日、ホームパー ティーの細かな日程が決まったとのご連絡を頂き、今か今かと待ちきれぬ思いで メールをしております。 今回も前回と同様にテキストを使用しての学習で、先週やり残した「画家先生の プライバシー」というところを中心に学習いたしました。また今回は日本人でも文 法的な違いがわかる方は、あまりいらっしゃらないのではないかと思われる、助 詞の「ので」と「から」の使い方についても学習いたしました。毎回、ホワイトボー ドに書きながら説明していく訳ですが、やはり日本語を教えるという事は難しいと 痛感させられます。 先生がおっしゃられた、人との出会いは本当に貴重なものであり、またそこで出 会った方々との触れ合いは何物にも代えがたい財産となる、ということをこのボラ ンティア活動を行う上で身をもって体験することができました。 ここでの貴重な経験を今後の活動の中で活かすために、引き続きボランティア活 動を頑張って参りたいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月7日 田代貴久 昨日、ボランティア活動に参加して参りました。 今回も「赤塚福祉園」でお世話になり、障害者の人達と一緒に 作業を行いました。 前回私が「赤塚福祉園」に行ってから約3週間経っていましたが、 ほとんどの人達が私の事を覚えていてくれて、とても感動しました。 昨日は、年に1度の健康診断の日でみなさんレントゲンや 血液検査を行っていました。中には血液検査を嫌がる人もいて、 そういう人は後日、病院や保健所で検査するそうです。 今回私は、以前自閉症だった人と一緒に作業をしながら話をしました。 自閉症の後遺症で物事に変にこだわりがあるらしく、品物を包むだけの 簡単な作業なのですが、何度も繰り返して一向に終えようとしないのです。 私が無知のあまり軽い気持ちで「その位でいいんじゃない?」と言ったら 自閉症の彼が後遺症の話とそれを自分でも分かっているが止められない という事を話してくれました。 障害者の方々に対する己の知識の無さに恥ずかしさを覚えた今回の 活動でしたが、少しずつ勉強していき今後も活動を続けていきたいと 思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月4日 小宮山 貴章 本日も前回と同様、老人介護のボランティアを行い、板橋区の 「やすらぎの園 」でお世話になりました。 活動内容は、前回とさほど変わらず身体に障害を持ち、さらに 痴呆症である患者さんたちの面倒を見ました。 一度経験をしているので、前回に比べだいぶ作業が早く正確な ものになってきました。前回は初めての経験ということもあり、患者 さんに水分補給をしてあげることなどには、非常に戸惑いました。 うまく飲ませてあげられずに悩んでいたことも、今回は会話をしなが ら飲ませてあげる余裕もでてきました。 しかし、今回のボランティアでは「生きる」ということはいったいどいう ことなのか深く考えさせられました。 私の担当したのは身体に障害をもつうえ、さらに痴呆症であり大変 重症な患者さんたちばかりであります。それゆえ朝から晩までベット に寝ていて、まったく口もきかず にいる患者さんも少なくありません。 職員の方や私達ボランティアが食事を与えようとしても口すらあけな い方もいらっしゃいます。いったいボランティアがこういった方にどの ようなことができるのか。また、すべきなのか改めて考えさせられま した。 今後のボランティア活動としては、今回のような老人介護のほかに にも、手話を使ってコミュニケーションとるボランティアにも、是非参加 してみたいと思っています。そのために少しずつ手話の勉強もしていく つもりでいます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 11月2日  中島秀人 本日、ボランティア活動に参加して参りましたので御報告致します。 今回も「日本語教室 あい」にて、外国人のための日本語講師ボランティアに参 加して参りました。 今回はお二人の外国人の方に日本語を教えました。 中国人の馬さんと佐藤さんいう方です。佐藤さんという方は、三年前に日本に来 られて日本人のご主人と結婚されている方でした。馬さんと佐藤さんのご主人 は御二方とも大東文化大学のご出身とお聞きしとても驚きました。馬さんのご主 人は、書道の筆や墨汁などを作る会社にお勤めだそうで、佐藤さんのご主人は貿 易会社にお勤めしているそうです。御二方ともとても親切な方でホームパーティー に招待してくださいました。このような感じで和気藹々と会話をしながら、本日も和 やかな雰囲気で学習を始めました。 前回と同様にテキストを使用しての学習で、本日は「画家先生のプライバシー」と いうところを学習いたしました。会話の節々で上手に日本語で話せない部分は、中 国語で話すといった形にはなりましたが、とても日本語がお上手でお互いに冗談を 言い合いながら授業いたしました。来週は、佐藤さんから電話応対の会話を教えて くださいとのご要望を受けたのでその授業を行う予定です。 本日もまた沢山の貴重なお話を頂けたので、ここでの貴重な経験を今後の活動 の中で活かすために、ボランティア活動を引き続き頑張っていきたいと思います。
 

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