1.分業の起源:「お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に・・・」
2.アダム・スミスの分業の原則
・『国富論』(1776年)の中のピン工場の話
3.垂直分業と水平分業
・垂直分業: 鉱工業、素材製造業(製鉄業)、部品製造業、自動車製造(組み立
て)業、卸売り業、小売業、自動車整備業
・水平分業: 鉱工業、農業、水産業、建設・土木業、食品産業、化学産業、機械
産業、電機産業、造船業、自動車産業、印刷業、商業、金融業、不動産業、各種
サービス産業、・・・
4.中央計画局のコンピュータで経済活動全般をコントロール出来るか。
・セブンーイレブン・ジャパンのコンピュータとソ連の中央計画局コンピュータは
どちらが強力だったか。
5.リスクは誰がとるか。
6.現代産業社会: 巨大な社会的分業(垂直、水平)の体系・ネットワーク
7.自由か管理か:市場と企業
・市場=自由な経済主体間の取引の場。
・企業=内部における分業が管理により調整される組織体。
8.取引コストと管理コスト
文献
・グルシコフ他著(田中雄三訳)『コンピュータと社会主義』岩波新書(1987)
S. Douma and H. Schreuder, Economic Approaches to Organizations, Prentice
Hall, 1991 (岡田和秀他訳『組織の経済学入門』文眞堂、1994)
・丸山雅祥・成生達彦著『現代のミクロ経済学:情報とゲームの応用ミクロ』創文社
、1997.
・P. Milgrom and J. Roberts, Economics, Organization and Management,
Prentice Hall, 1992. (邦訳:奥野正寛他訳、ミルグロム他著『組織の経済学』
NTT出版、1997)
・Oliver E. Williamson, Markets and Hierarchies: Analysis and Antitrust
Implications. The Free Press, 1975
設問
1.分業によって生産性が上昇するのは何故ですか。
2.昭和40年代まで、トヨタ自動車は、トヨタ自工とトヨタ自販に分かれていまし
た。分かれている場合のメリットとデメリットとして考えられることを2つずつ
挙げなさい。
3.コンビニエンスストアーが一般に成功している要因を3つ挙げなさい。
Reading Assignment
教科書 第1章 「分業とその調整」
グループ・ディスカッションのテーマ
「ソ連(計画経済)の国家運営と企業の事業運営に本質的に違いがあるか、ある
とすればそれは何か。」
以上
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